試合

中学時代のソフトボール部の先輩、顧問のN先生など。
大人の私が何故かそのメンバーに呼ばれ「ソフトボール香港大会」とやらに出場させられるハメに。
当時から下手だった私に何もできるはずもなく断るが、なにやら呪文をかけられ強制的に試合会場まで連れて行かれる。そして試合開始。
スパイク、グローブなど必要な道具が一切なく、ユニフォームだけという格好でピッチャーをさせられるものだからピッチャー返しが取れず手で弾いてしまう(当たり前だ)
スパイクもないのでグラウンドをうまく走れない。足元は普通のスリッパ・・・
タイムを取り、私を呼びつけるN先生と先輩たち。
「これを飲めば道具を用意してやる」
と出してきたのはビン入りのジュース。鮮やかなショッキングピンク
ラベルにはダウンタウンのイラストが書いてある。「ガキ水×10!!!」とも。
匂いを嗅ぐと強烈なカビ臭。
蓋が開けられたまま数年放置されていたという。
「飲めません!でもスパイクが無いなら裸足でやります!でもグローブは無いと痛いので先輩の余りを貸してください」と頭を下げる私。
裸足でやるなんてすごい意気込みだ、これは本物だ、などとしきりに感心する周囲の人たちを尻目に試合再開。
次の場面、スコアを抱え泣いているN先生。どうやら試合はボロ負けした様子。
ここで起床。